eBayのGlobal Shipping Programは輸入代行キラーになり得るか?

2012/11/06 08:29

夏頃から噂のあったアメリカeBayの海外発送代行プログラム、Global Shipping Program(GSP)がeBayから正式に発表されました。
Attention sellers: Upcoming program will make selling internationally as easy as domestic!
「セラーさんご注目!今度のプログラムで海外発送が国内へ発送するのと同じくらい簡単に!」とセラー向けのアナウンスですが、残念ながら日本のセラーさんにはあまり関係なさそうです。

このプログラムは、アメリカ国外のバイヤーが購入したアイテムを、セラーがアメリカ国内にあるeBayの配送拠点へ発送すると、それをセラーに代わって海外へ発送するという…つまりeBayが海外発送代行サービスの提供を始めるってコトです。日本ではどちらかと言えばバイヤーさんの方が関係あり?いやその前にオークション代行業者さん涙目?…その内容、一体どういうものでしょう?

eBayが行っている発送代行サービスといえば、インドeBayで利用できるGlobal EasyBuyプログラムがあります。
»»インドeBayがUSアイテムの取引代行をスタート
こちらはインドのバイヤーがアメリカのセラーから購入する時に利用するサービスで、一部カテゴリでの固定価格販売のアイテムで利用できます。

一方Global Shipping Programは、アメリカのセラーがオプションとして選択した場合のみ利用できるサービスです。ですから、利用するかしないかの選択権はバイヤー側にはありません。
それでも、アメリカ国内発送と同じ位の手間で海外発送可能なら、今までDomestic onlyだったセラーさんがこのサービスを利用して新たに海外発送を始めてくれるかも知れません。それだったら喜ぶべきコトかも。

しかし、このサービスの内容を詳しく見てみると…大変ガッカリなコトが分かりました。
eBay.com Global Shipping Program Buyer Terms & Conditions

現時点でこのサービスで発送可能な国は以下の18カ国。

  • Canada
    Australia
    United Kingdom
    Greece
    Czech Republic
    Denmark
    Finland
    Portugal
    Hungary
    Romania
    Cyprus
    Latvia
    Slovakia
    Lithuania
    Bulgaria
    Malta
    Estonia
    Slovenia

ご覧になってお分かりの通り、このリストに日本は含まれていません。GSPの輸送の部分を担当するPitney Bowesは日本拠点もあるようなので、今後追加される可能性はあるかも知れませんけど。

そして、取扱い可能なアイテムもかなり限定されています。
アンティークや一部のコレクタブルアイテム・割れ物・毛皮類・サプリメント・香水・基礎化粧品など…これらのアイテムではこのサービスの利用は出来ません。他にも輸送中に破損の恐れのあるもの、航空輸送できないもの、薬事法上問題のありそうなもの、ワシントン条約の禁輸品に該当しそうなものetc.面倒が起こりそうなアイテムは取扱い可能アイテムから注意深く除外されています。

海外発送の送料、関税、その他手数料等はProgram FeesとしてPayPalでの支払時に纏めてバイヤーから徴収されます。税関手続を簡便にするためか、商用での利用は出来ません。

GPSの規約には他にも幾つかガッカリなコトが書いてありますが、たとえ日本への発送で利用可能だとしても、私には縁のないサービスのようなので、あまりガッカリする必要もなさそうです。

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使用済み下着はeBayで出品OKだっけ?

2012/10/26 00:21

現在、eBay UKでは、使用済みのピンクのブラのオークションが開催中です!着画もアリですよ〜!
The World’s Largest Bra – In Aid of Wear it Pink Day

ピンクのブラといっても、出品されているのはサイズ1360Bの超特大ブラジャー。大きさはほぼテニスコート2面分、重さは普通のブラの1800枚分だそうで…着用したのはITVタワーと呼ばれるロンドンの21階建てビルです。昨年10月の乳ガン啓蒙キャンペーンで使用されたもので、世界最大のブラジャーとしてギネスの認定も受けています。
今回のオークションはピンクリボンキャンペーのチャリティーオークション。売上げの100%がこの運動をサポートする為に寄付されます。
ですから一般的な使用済みランジェリーとはちょっと違いましたけど、では普通のUsedの下着については、eBayのポリシーはどうなっているでしょうか?出品禁止?それともOK?

eBay UKの使用済み下着に関する規定

イギリスのイーベイでは、ユーズドの衣類に関しては、Used clothing policy(ebay.co.uk)に説明があり、下着等についてもこちらに記載されています。

Used clothing (except underwear) can be listed on eBay as long as it has been cleaned according to the manufacturer’s instructions, is stain free, and does not include adult or inappropriate content within the listing.
メーカーの取扱説明書に従って手入れされており、シミ等のない物で、出品に際しアダルト向けなど不適切な内容が含まれない限りにおいて、(下着を除く)古着はeBayに出品できる。

Make sure your listing follows our guidelines. If it doesn’t, it may be removed, and your buying and selling privileges could be restricted.
必ずイーベイのガイドラインに従って下さい。従わない場合、出品は削除され、あなたのイーベイで売買する権利が制限される恐れがあります。

What are the guidelines?
ガイドラインとはどのようなものですか?

Restricted(制限されている項目)

Most used clothing (shirts, trousers, dresses, etc.), as long as the seller states that the item is used and that it’s cleaned according to the manufacturer’s instructions
メーカーの取扱説明書に従って手入れがされており、使用済みと記載して販売する場合は、シャツ・ズボン・ドレスなどの古着はeBayに出品できる。

The following items, as long as there’s no inappropriate content in the listing or any indication that the item was worn as underwear:
以下のアイテムは、出品に際し不適切な内容を含まず、下着として身に付けた痕跡が認められない場合に限る。

  • Bathing suits(水着)
  • Lingerie that does not come in contact with the genitals such as bras, bustiers, negligees and camisole (ブラ・ビスチェ・ネグリジェ・キャミソールなど、性器に直接触れることのない女性用肌着類)
  • Pantyhose(ストッキング)
  • Spandex(スパンデックス)

The following items, as long as there is no inappropriate content in the listing:
以下のアイテムは、出品に際し不適切な内容を含まない場合に限る。

  • Socks(靴下)
  • Shoes(靴)
  • Other used clothing items(その他の古着)

Vintage undergarments, as long as they are not modelled or recently worn
現在製造されていない、または着用されなくなった等の年代物の下着

Not allowed(禁止されている項目)

Used undergarments, including but not limited to:
以下の物を含む着用歴のある下着類

  • Athletic supporters(競技用サポーター)
  • Briefs(ブリーフ)
  • Boxer shorts(ボクサーショーツ・ブリーフ)
  • Children’s sized underwear(子供用肌着)
  • Cloth nappies(布おむつ)
  • G-strings(Gストリング)
  • Jock straps(ジョックストラップ)
  • Swim nappies(水泳用おむつ)
  • Teddies(テディ)
  • Thongs(Tバック)
  • Panties(パンティ)

Any used clothing item listed with content eBay finds to be inappropriate. eBay will consider the overall content of listings – including description and images – when making this assessment.
イーベイが不適切と判断する内容を含む古着。この判断を行う場合、説明文、画像を含む全ての内容が考慮される。

Why does eBay have this policy?イーベイがこの規定を設ける理由は?

We require our buyers and sellers to follow all laws and government health codes, and to list items in an appropriate manner. For health and hygiene reasons, we don’t allow the sale of used underwear. We also don’t allow items that are adult or inappropriate in nature.
買手・売手共に全ての法律と行政の衛生規約に従った上で、適切な方法で出品してもらう必要があります。健康と衛生の理由から、使用歴のある肌着の販売は許可しておりません。また、成人向けや不適切な性質を持つアイテムも許可しておりません。

基本的に着用歴有りの肌着はダメですが、洗濯済みであれば出品して良い物もあります。
衛生的に問題ありそうな物と、ムフフな目的で使われちゃいそうな物は出品しちゃダメよって感じでしょうか。子供の肌着はどっち理由だろう?

この規定によれば、世界最大のビンクのブラは、綺麗にクリーニング済みで下着として身に付けた痕跡が残っていなければOKということですね。それ以前に、これを下着と分類するか悩むところですが…

eBay.comのの使用済み下着に関する規定

以上はUK eBayの規定です。アメリカeBayはアダルトカテゴリーがあるので、そちらならムフフな目的での出品はOKそうな気がしますけど、やはり、着用歴のある下着は出品禁止です。
Used clothing policy
Adult Only category policy(Clothing (new or used))

こんなコト書くとアダルトカテゴリを覗いてみたくなる方もいらっしゃるかも知れませんが、残念なお知らせをしなくてはなりません。
現在、アダルトカテゴリへのアメリカ国外からのアクセスは制限されています。アクセスしようとするとこんなメッセージが。

eBay restricts access to the Adult Only category because of laws in various countries that govern the sale of pornography over the Internet. Many of these laws are more restrictive than those in the US, others are less clearly defined.
各国におけるインターネット上のポルノの販売に関する法律により、アダルトカテゴリへのアクセスを制限しています。このような法の多くはアメリカよりも厳格であるか、または明確に定義されていません。
eBay has implemented this policy in an effort to protect our members from undue legal risk and to promote respect for the laws of other countries that regulate mature audience content. See more information about this policy.
メンバーを過度の危険から保護すると共に、他国の成人向けコンテンツに関する法規制の尊重の為に、この方針を設けました。

がっかりですか?

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私は完了しましたーPayPal本人確認書類の提出ー

2012/10/18 08:00

15日にPayPalジャパンから今回の本人確認書類提出に関してのアナウンスメントが出てました。
2012年10月4日に発生しましたシステム障害に関するお詫び
不具合は復旧したとの事ですが「一部のお客様で、本人確認ページが正しく表示されないという事象が発生しています」とも書いてあります。それでも復旧宣言するかっ!

この手続に関しては各々の環境によって色々とあるようで、一個人の体験談ではなんの助けにもならないと思います。それでもこうやって書くのは単に私は完了したことを世間にお知らせしたいからです

PayPalジャパンの送金限度額解除のための本人確認書類の提出に関して、私の場合、このような経過となっています。書類アップまでの経緯はコチラ»»スカボローフェアは聴き飽きた—PayPal本人確認書類の提出—

    10月9日(火)PM 本人確認書類をペイパルのサイトからアップ
    10月11日(木)AM PayPalから暗証番号発送のメール
    10月13日(土)PM ハガキ到着

13日は不在だったので、14日(日)に再配達でハガキを受取りました。


2つのアカウントの手続を同時に行ったのでハガキは2枚届いてます。ハガキ自体にはどのアカウントの物なのかの記載はありません。たまたま英語ページと日本語のページから手続を行ったので、都道府県名のところが「東京」と「Tokyo」で表記が違っていてどちらのアカウントか知ることができました。そうでもないと実際に暗証番号を入れてみて確認することになります。4つも5つも同一名義で同時に本人確認作業をされる方はそうそういらっしゃらないと思いますがご参考まで。

サイトの「Notification/通知」の欄から、「Confirm Identity/本人確認」をクリックして暗証番号を入力。直ぐに「[PayPal]お客さまの本人確認が完了しました」のメールが届き、限度額の解除は完了。

限度額無しといっても、現行の資金決済法上で銀行以外の資金移動業者が行える資金移動サービスは1回当り100万円以下と定められていますので、PayPalサービスを利用して行うことができる取引の額の上限も、自ずと100万円またはその相当額です。

電話であっという間に漢字からローマ字表記へ

本人確認書類に記載の名前とPayPalの登録名は表記も一致している必要があると言われたので、手続作業中に一旦漢字表記に変更しましたが、海外取引がメインの場合は漢字表記では不都合が生じる場合があります。
マイアカウントの個人設定>個人名の変更から再度、パスポートなどのローマ字表記になっている身分証明書をアップロードしても良いですが、サポートがてんやわんやしているであろうこの時期では、変更が反映されるまでどれくらい掛かるか不明です。前回の電話では書類無しでも電話ですぐに変更出来ると聞いていたので、電話での変更を行いました。
15日(月)の午後に電話したところ、10分待たずに繋がりました。口頭で綴りを伝えて、その場で即完了。もう1つのアカウントも表記の変更をしたいと伝えて同じく変更してもらいました。サイトの方でもちゃんと切り替わってます。

本人確認書類が受理されれば自動的にプレミア

パーソナルアカウントのままで手続を進めていたアカウントもいつも間にやらプレミアに変更されてました。やはり、パーソナルアカウントのままでは限度額の解除は出来ないようです。

この騒動のそもそもの理由とは

何だかんだで、海外からのお買い物で問題なく使えるようになるまで1週間掛かりました。ここ数ヶ月はeBayと縁遠い生活をしているので、支払が出来なくて困るような事態には至りませんでしたが、限度額に達して初めて気が付く方も多いのではないかと思います。
このような本人確認が必要となるらしい事は、2012年7月1日のポリシーの更新の中で謳われています。PayPalを利用するならその規約に同意している事になります。読んでない方が悪いと言われてしまえばそれまでですが、実際に制限を掛ける前に分かりづらいポリシー更新以外での告知があっても良かったんじゃないでしょうか?

正直なところ、送金のみで利用している全ユーザーを対象に本人確認書類を提出させるような事はないだろうと踏んでました。
送金を受取る側については3月から本人確認がスタートしていましたから、送金する側にも同様の形での本人確認が必要であればそれと平行して順次書類の提出を行わせるだろうと。

資金移動業者向けのFAQによれば、資金移動業者が10万円を超える現金の受払いを伴う為替取引為替取引を継続的に又は反復して行うことを内容とする契約の締結を行うに際して本人確認を実施することが求められますが、その方法は今回のように本人確認書類の写しの送付を受けて、これに記載されている住居に転送不要郵便物等を送付する方法以外に、ユーザーの送金資金がクレジットカードであれば、あらかじめ金融機関やクレジットカード事業者と合意することによって、クレジットカード事業者が過去に行った本人確認に依拠することができるとあります。

PayPalのようにアカウントを開設して送金を行う場合は為替取引を継続的に又は反復して行うことを内容とする契約の締結に当たります。ですから、アカウントを持っているユーザーは10万円を越える越えないに係わらず、本人確認は必要という事になるのでしょう。
他のユーザーから送金を受けてアカウントに残高を持たない限り、日本におけるPayPalの資金元はクレジットカードです。だったらクレジットカード事業者との合意ができれば、送金のみで利用してるユーザーの本人確認はそれでOKなんじゃないかな〜?だから受取側だけ書類提出させてるのかな〜?と考えていたのですが…準備不足とも思える状態で送金に制限を掛けて来たのは、アテにしていたカード会社の協力が得られず、監督当局からせっつかれてのことかな〜?と…自分の限度額の解除も済んだところでアレコレと想像を逞しくしているところです。
実際のところ、どうなんでしょうね?

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