日本郵便とeBayの提携に実施の動き
昨日ネットで見てやっとかよ…今さらかよ…と、思ったニュース。日本郵便も、eBayも腰重過ぎ~!
日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が、米ネット競売大手のイーベイと業務提携することが7日、分かった。海外オークション出品に必要な英語での手続きを支援するサービスなどを来春から始める。
関係者によると、国内の出品者がイーベイを利用し海外の落札者に商品を届けるには通関に必要な書類を英語で作成する必要があるなど、英語が苦手な人には手続き面がネックの一つとされる。このため日本郵便は、出品者が住所や名前をローマ字で入力すれば必要な英語書類が自動的に作成される支援システムを用意するなどやりとりの簡便化を図る。
2011/11/07 17:09 【共同通信】
日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)がネットオークション世界最大手の米イーベイと業務提携することが7日、分かった。英語が不得意な日本人向けの出品支援サービスを日本郵便が来年春に始め、イーベイ関連の国際郵送料を現行より2~3割引き下げる。イーベイを通じた日本からの出品は現在でも可能だが、英語で手続きする必要があり、利用が頭打ちになっていた。
関係者によると、日本郵便によるイーベイ関連の国際郵便取扱量は現在でも、同業他社と比べて比較的多い。日本郵便は関連の取扱量が2~3年後に数百万個になるとみている。
2011/11/7 19:36 【日本経済新聞 電子版】
eBayジャパンと日本郵便の提携の話は数年前からスタートしています。
アメリカのeBay.comとUSPS、イギリスのeBay.co.ukとRoyalmailみたいに、eBayのSelling managerからスルーで発送ラベルのプリント→オンラインで支払い・集荷依頼→発送情報が自動でMy eBayに反映される図式が日本でも導入される事を思い描いていましたが、その後実務的な話は一切なし。海外販売のセミナーなんかは共同で行ったりしてますけど、実際にeBay向けに何か特別な郵便サービスがあったかと言えば、何も無しです。eBayアイテムの発送でも通常の国際郵便サービスと一緒、特に優遇される事はありませんでした。
今回、その話がいよいよ具体化されるらしい。そして、その提携がどこまで突っ込んだものになるのかと言うのが気になるところ。最初に見た日経のニュースでは「英語が不得意な日本人向けの出品支援サービス」という書きっぷりに物流以上の何かしらの話があるのかと妄想したのですが、言葉に関しては発送時の税関告知書とかインボイスの作成時の支援程度…そんなところで英語を参入障壁と感じるような方々は最初の出品手続きすら覚束ないだろうなと…今まで英語の壁に阻まれてeBayへの出品を躊躇していた向きには残念なお知らせですが、支援があるのはアイテムが売れてから発送する時点でのお話。これでeBayへの出品が楽になることはないと思います。
現状よりも良くなると期待できるコトはと言えば
eBayアイテムの発送には少数から大口利用者向けの割引が適用してもらえそうな…
eBayと配送情報がシステム的に連動すれば…
でも、共同通信の記事の「出品者が住所や名前をローマ字で入力すれば必要な英語書類が自動的に作成される支援システム」ってところが引っ掛かる…まさか手入力なの?システムとの連動なしとか?
実際のサービス開始は来年春の予定です。
今年のホリデーシーズンに間に合わせてくれれば、今の国際経済情勢の逆風に立ち向かって出品している日本のセラーさん達に、少しは追い風になってくれたのにねぇ。
それから、国際郵送料の「2~3割引き下げ」にトキメイテいらっしゃる日本のeBayバイヤーさんもいらっしゃるようですが、今回のお話は日本へ送られてくる郵便物には一切関係ありませんから。そこんとこ、ヨロシク~。