eBayのアジア支援と日本のオンラインシッピングツールの行方

日本郵便の新サービス「国際eパケット」が4月1日からスタートしていますが、まだまだ郵便局内でも浸透しきっていないようで、ユーザー側が局員さんへ教育的指導を行わなければならない事もあるようです。担当の局員さんを海外郵便のエキスパートに育て上げるのはeBayユーザーの使命でもありますので、長い目で見てあげて下さいね。
とは言っても、楽天との海外販売の相互支援も発表されたりして、それくらい国際郵便事業の拡大に積極的なら顧客の海外発送をしっかりサポートできるくらいに社内教育して欲しいとも思います。

楽天の方が話が早い?

ところで楽天との相互支援のニュースで使われていたこの図、真ん中のPCの画面が楽天に差し変わっただけでeBayのと全く同じなんです。
画像引用元:CNETJapan 楽天と日本郵便、国内EC事業者の海外販売を共同で支援


国際eパケットを利用したeBayのセラーさんなら、eBayとJP間でのデータの行き来の部分はまだ実現されていない事はご存知の通り。まさか、このまま何も無しではないでしょうね?
一方楽天は、今年の夏までには楽天サイト上へオンラインシッピング機能を導入予定だそうです。
楽天/日本郵便、「楽天市場」出店者の海外販売拡大に向け提携 カーゴニュース 4月19日
そうか、オンラインシッピングツールにデータを引っ張ってくるんじゃなくて、ECサイト側にオンラインシッピングツールの機能を入れるってことか…
では、eBayサイトへ日本のシッピングツールを持ち込むことが可能なんでしょうか?
eBayサイトと言っても、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ドイツ…と1つではありません。各国のサイトがそれぞれ国内の郵便事業者と連携している事例はあっても、海外の事業者と連携している事例は見たことがありません。これがeBay史上初の試みとして実現すればそれは素晴らしいことですが、う〜ん、どうなのかなぁ…

そんな日本のeBay界隈の状況を他所に、アジアの他の国々では、eBayが積極的に現地の郵便事業者、はたまた政府機関との協力体制を築きつつあります。

米国内セラーさえも羨む中-米間の発送サービス ePacket

2010年8月にUSPSと中国郵政が共同でePacket(国际e邮宝)という配送サービスをスタートさせました。
これはeBay上の取引でのみ利用可能で、2Kgまでの小形包装物を、他の配送方法よりも割安な料金で、追跡サービスを付けて、中国からアメリカまで7-10日で到着するというサービス。昨年11月にはオーストラリアポストと共同でオーストラリアへもサービスが拡大されています。
価格はどうやら1件からでも格安な上に5件以上まとまるとさらに激安?らしい…スミマセン中国語出来ないんで良く分からないです。


通常料金では100gまでの小形包装物は第三组のアメリカまでは18元(?で良いんですかね~»»国际函件资费)ですから、さらに追跡サービスが付いてこのお値段は羨ましいかぎり。やはり、アリババを意識してのことでしょう。

また、HongKong PostとUSPSでも同様のサービスがスタートしています。(»»e-Express Introduction
こちらの価格は日本の国際eパケットと同じように、一般の書留付小形包装物の21%~4%引きに留まっています。

USPSとアジアの郵便事業者の協力体制はシンガポールにも

中国に続き今年1月には、Singapore Post(SingPost)とUSPSの共同でシンガポールからアメリカへの配送サービスePACがスタート。
ePack

こちらのサービスは、2Kgまでの小形包装物が対象です。一般の航空便よりは少し早く、そしてやはりeBay取引では必須とも言える追跡サービス付き。その代りに、価格の点においては書留付の航空郵便よりも、むしろ高くなっていますけど。
SingPost shipping services

Product Type
Registered
Small Packet
ePAC
SpeedPost
Non-Document
Estimated Delivery Standards 8-12 working days 6-8 working days 2-4 working days
Weight Limitation ≤ 2kg ≤ 2kg ≤ 30kg
Acceptance at Retail yes For eBay sellers only yes
Pricing for a 300grams package (Retail) $13.10 $14.90* $58.20
Online Tracking Statuses 3 to 4 statuses 3 to 6 statuses Full tracking
Compensation Up to $68 No Compensation Up to $150


日本だけ違う~!

これら中国・香港・オーストラリア・シンガポールの状況と日本では、大きな違いがあります。それはイーベイ・ジャパンだけ売買のシステムのないサイトであること。他の国ではそれぞれのサイトに売買のシステムがあり、MyeBayからWorld wideで販売したアイテムのデータへもアクセスすることができます。各サイトにシッピングツールを導入すれば、それらのデータと連携させてサイト毎に発送のシステムを構築することができます。日本郵便のオンラインシッピングツールとeBayとのデータの連携が難しいと思う理由もここにあります。
しかし、違うのはマイナス部分だけではありません。日本郵便の国際eパケットは世界対応だということを忘れてはいけません。他の国ではeBayのアメリカのみをターゲットにした発送のシステムです。日本の方がより広いエリアへ使える発送サービスなのです。そして日本郵便さんがせっかく頑張ってくれたオンラインシッピングツール、楽天ばかりに便利に使われては、eBayユーザーとしては、ちょっとシャクだわねぇ…

PayPalがインドの金融法を変えさせた

先日、eBayとインド政府の輸出関連の機関FIEOと共同で、インドの輸出関連ビジネスの支援を行うことが発表されました。
Indian retail exporters to get a boost with the MoU we’ve signed with the Federation of Indian Export Organisations and eBay India April 13, 2012
eBayはセミナーなどによって、インドの中小輸出業者がeBayの持つ世界市場へ参入するためのサポートを行って行くようです。
この記事の中でも語られていますが、これ以前にもPayPalが、インド中央銀行RBIの輸出売上げに関する規制でUS500ドル以下に制限されていた海外取引での1回当りの受取額を3000ドルまでに引き上げさせたって…まあ、すごい。

そうそう、日本にはペイパル・ジャパン(a.k.a.資金移動業登録に向けて鋭意努力中)があったじゃないですか。eBayジャパンよりも日本郵便のオンラインシッピングツールはこっちと繋げるのが良いんじゃないかしら?
そしたら、eBay以外の小口の海外販売にも使えて、eBayに組み込まれるよりもずっと便利な気がします。そうだ♪そうしましょう♪

“eBayのアジア支援と日本のオンラインシッピングツールの行方” への3件の返信

  1. 国際eパケット使ってます。

    いまのところ・・・・

    US向けのみですが郵便局で読み込んだデータは同時にUSPSにも提供されて、USPSのサイトでは追跡ができます。

    ebayに入力したトラッキング情報はPaypalに自動入力されてクリックするとUSPSに飛びました。

    しかし、すべてではないようです。(なってない人もいます)

    国際郵便のシステム系の方の説明では、ebayからCSVでオンラインシッピングツールへの一括住所入力なども検討中ですが、国名コードなど細かい部分の調整が必要なようです。

    オンラインシッピングツール・国際eパケットともに現時点では不完全な状態です。

  2. こちらのサイトをよく拝見させていただいております。

    今日はpaypalクレームに関することをお聞きしたく書き込みさせていただきました^^;
    paypalの担当者にも聞いたのですが、今現在、返事がないのでわかりません。
    paypalクレームをして私の主張が認められ、商品をセラーへ返し、お金も返金されたのですが、セラーが不服の申し立てをしました。しかし、不服の申し立てをする前に私が返送した品を再出品し他の方に落札されています。
    今回、私の主張が認められなかった場合、お金を返金し、商品は戻ってこないのでしょうか?
    宜しければ教えてください。
    不服の申し立てがあることも知りませんでした^^;

  3. paypalから返答がきました。
    品物は返品されないようです^^;

現在コメントは受け付けていません。