日本のチャージバック事情

2009/07/17 00:37

PayPal Buyer Protection(ペイパル買い手保護プログラム)が期限切れで使えない時、Buyer Complaint(買い手によるクレーム)で支払ったお金の一部しか取り返せなかった時、そんな時でもクレジットカード会社に支払に対するクレームを提出すれば、お金を取り戻せる場合があるという事をご存じない方が多いようです。
これはChargeback (Charge Back / チャージバック)という制度で、VISA・マスターの国際クレジットカードでは世界共通のルールです。

日本でチャージバックという言葉が出回ったのは、数年前に流行ったオートサーフの大手がポシャった時に、ユーザーが資金の回収の為にチャージバックを利用した頃ではないかと思います。今でも「ペイドサーフ・チャージバック」などで検索すれば当時の情報が出て来ます。

チャージバックは世界共通のルールでユーザーの当然の権利なのですが、日本のクレジットカード会社は加盟店とのトラブルを好まないのか、チャージバックの手続きに躊躇する所も多かったようです。また、私自身はチャージバックの経験はありませんが、Paypalのクレーム期限切れの事例でチャージバックをするようアドバイスすると「カード自体を停止しないと支払は止められないとカード会社に言われた」とか「Paypalと話し合うように言われた」「売り手と話し合うように言われた」とか手続きを渋られたりする事もありました。しかし、最近は以前程苦労するなくチャージバックの手続きを進めてくれるカード会社が増えているような気がします。

チャージバックを行うとPayPalのアカウントを凍結されるとか言う話も過去にはありましたが、少なくとも現在では、クレジットカード会社を通じて正式に手続を踏んで行われたチャージバックで支払った側が制限を受ける事はありません。
むしろ、チャージバックをされて厄介な事になるのはセラーの側で、チャージバックの申請があった時点で、アカウントにあるその分の金額はホールド。残高不足ならアカウントの制限などを受けます。

自分は売り手の立場にも立つ事もあるので、日本のチャージバック事情が世界標準に追いついて欲しいとは思っていません。しかし国際取引において、買い手にとっては権利であり、売り手にとっては従うべき義務とも言えるこの制度については知っておいて欲しいと思います。

Paypal – Understanding Chargebacks(チャージバックを理解する)
https://www.paypal.com/j1/cgi-bin/webscr?cmd=xpt/seller/ChargebackRisk-outside

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