サクラ入札でeBayも訴えられる -Shill bidding-

2010/07/08 13:05

イギリスのイーベイでサクラ入札や評価の自演を行って4月に逮捕されたセラーに、約5000ポンド(罰金 £3,500 裁判費用 £1,456) の支払いと、250時間の奉仕活動の判決が出ました。この手の犯罪でイギリスの法律では罰金の上限が5000ポンド、または12ヶ月の懲役だそうですから、罰金刑としては重い判決です。
A fake eBay bidder in County Durham must pay £5,000 5 July 2010 13:59 BBC
How do you catch online auction cheats? 5 July 2010 12:54 BBC

逮捕のきっかけは、このセラーが小型バスの出品で行った走行距離の不正表示です。サクラ行為はその捜査上で発覚したもので直接の逮捕理由ではありません。
セラーが吊上げに使用したIDの登録情報もIPアドレスも出品に使用したIDと同一だったそうです。こんな単純な手口の不正が繰り返し行われるのを防げなかったeBayの安全対策もお粗末。
入札者のIDが匿名化された時に、Shill bidding(サクラ入札/吊上げ)がやり易くなるんじゃないかとのユーザー側からの声が上がっていました。それに対してeBayは対策を施しており問題ないという回答だったはずですが…。

そしてアメリカでは、eBayがShill biddingに関して訴えられる可能性が!
2008年にサービスを終了したLive auctionsで不正入札が行われていたとしてeBayと何社かのオークションハウスが訴えられた事があります。この件は証拠不充分として一旦取り下げられましたが、原告側の代理人となっている弁護士事務所がRICO法違反で新たに訴訟を起こすために調査に動いていると言う話。
Firm to Seek Racketeering Charges in eBay Live Auctions Lawsuit AuctionBytes.com July 07, 2010

RICO法とはRacketeer Influenced and Corrupt Organizations Act、威力脅迫および腐敗組織に関する連邦法。…なんか、ヤクザかマフィアでも出てきそうな雰囲気が漂いますが、eBayがLive Auctionでの不正行為を隠蔽するのに加担した疑いがあるという事のようです。このRICO法はトヨタのリコール問題でも訴訟理由に上げられています。
eBayがLive auctionsのサービスを停止したのも、このようなリスクを恐れての事だったのかも知れません。

サクラ入札に限らず、虚偽のセカンドチャンスオファー、偽物販売、マネートランスファーサービスによる詐欺など…eBayで不正があれば、不正を行ったユーザーのみならずeBayも管理責任を問われます。様々な安全対策はユーザーを不正から守るためだけでなく、eBay自身のリスク減らしのためでもあるのです。

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